「急に水が出てきて、どうすれば良いか分からない!」
「どうしよう?どうしよう?」
急な水漏れでどうして良いか分からない。
もしも今現在、水漏れをしているのならば、水道メーターの手前に止水栓(バルブ)があるので止水栓(バルブ)を時計回りに回して水道を止めてください。
もしも、止水栓(バルブ)が止まらない、どこにあるか分からないときは下記の記事を参考にしてください。
トイレ・洗面所・流し台には、それぞれに止水栓が付いています。
最初の写真の止水栓はマイナスドライバーで、次の止水栓は手で時計回りに回すと、そこから先の部分だけ水が出るのを止めることができます。
水漏れしている場所の止水栓を止めて元栓をゆっくり開いて水漏れが止まっているのなら、止水栓で止めた部分以外の水道を使うことができます。
水道屋歴24年のプロが水道の困ったを解決するブログ。
スイコマを運営しているゴウセツです。
この記事では、水漏れしたらどうすればいいのか?について書いています。良い水道屋さんの選び方と水道屋さんが来る前後の対処法や水道修理のクーリング・オフが書かれています。
このブログ記事を読むことで水道設備のトラブルで困ったときに、良い水道設備工事店を選ぶ方法や修理してもらった後にトラブルが発生した場合の対処法が分かります。
先に水道設備業者のオススメの選び方を紹介します。
- 同じ地域に住む情報通の知人に聞く(知人のレビューが1番安心)
- 水道局に聞いてみる(水道業者を監督している所に聞くのも良いです)
- 24時間対応の水道修理業者に連絡(緊急で休日や真夜中などに限る)
水道修理をするのは(自分、知り合い、水道設備工事店)
水漏れや排水のつまりがあった場合の対処法は、3通りあります。
- 自分で修理する
- 知り合いに頼む
- 水道設備工事店に依頼する
普段からDIYなどをやっていて工具を多く持っている人ならば、自分で修理するのを検討しても良いと思います。また簡単に修理できる場合もあるので、自分で修理をためしてみてから業者に依頼するのも良いです。
知り合いに頼める人がいるのならば、お願いするのも良いです。治らなかった場合や治った後の報酬で関係が悪くなることがあるので、信頼できる人に限りますが。
これらの方法が無理であれば水道設備工事店に依頼することになります。
長く使うとポタポタ水漏れする原因はパッキンの劣化
水道設備とパイプをつなぐ部分や、蛇口の先が動くものなどは水漏れしないようにパッキンが使われています。
このパッキンはゴムや皮でできていて柔らかさがある素材でスキマを埋めています。このパッキンは時間が経つと固くなりスキマを埋められなくなるのでポタポタと水漏れをおこしてしまいます。
水道設備の寿命はメーカーで約10年ほどしかみていません。(設備の種類で期間は前後します)
私の実感では、同じ設備機器でも当たり外れがあり8年から20年の間で故障することが多いです。
たまに30年以上前の蛇口でも問題ないことがありますが、これは昔のシンプルで頑丈な作り方をしているもので最近の設備は見た目も良く使いやすくなっていますが寿命が短いと感じます。
沢山の水道設備工事店から選ぶ良い方法
これまでに水道修理をお願いしたことがあって、良い水道設備工事店を知っていれば困りませんが、初めて水道修理をお願いするときには、どこに連絡すればいいのか困ります。
そこで水道設備工事店を選ぶ方法を紹介します。
賃貸か持ち家かで変わる対応方法
はじめに確認ですが、現在お住まいのお宅は持ち家でしょうか?賃貸物件でしょうか?
持ち家の場合は、そのまま次の見出しに移動してください。賃貸物件にお住みの場合は水漏れや排水のつまりを起こしている理由が自分達の責任かを確認してください。
普通に使っているのに水漏れしている。排水のつまりが発生した。この場合は賃貸物件の管理者に連絡をして修理をしてもらうようにしてください。
水道トラブルの原因が物件自体にあるのならば基本的に大家さんが費用を負担してくれます。(賃貸契約の契約書に記載されている内容を確認してください。)
自分達が原因の水漏れや排水のつまりでも、管理者がいつも修理を依頼している水道設備工事店は安心して任せられる可能性が高いです。
管理者の方から水道設備工事店に連絡して、来てもらうようにお願いすると良いです。
【水道設備工事店の選び方】情報通の知人に聞く
私が水道設備工事店を頼む時に一番良いと思う方法は「同じ地域に住んでいる情報通の知人に聞く。」です。
水道修理は職人さんの経験によるところが大きいです。同じ会社で入社1年目の人と20年以上のベテランの人がいることがあります。
水道修理は経験が大事になるので長く仕事をしている人のほうが安心です。同じ会社でもその地域の担当の職人さんの腕が悪いこともあります。
もうひとつ大事なのが、職人さんの性格です。腕が良くても話しづらい人だったり、請求金額が高い人がいます。
水道修理の経験もあり、性格も良い職人さんは、地域に一人いるかいないかです。この情報はネットのような広い情報では分かりません。
このような理由から大きい会社に頼んでも担当する職人さんによって当たり外れが発生します。
しかも腕の良い職人さんが個人事業で仕事をしている場合はパソコン作業が苦手な傾向にあります。ネットで集客しなくても口コミで仕事が沢山入ってくるからです。
このような口コミの情報は実際に修理をしてもらった人から聞かないと分かりようがありません。
このような理由からネットの情報よりも、同じ地域に住んでいる情報通の知人に聞いたほうが良い職人さんにお願いできる確率が上がります。
しかも実際に修理をしてもらった人のレビューほど強いものはありません。特に情報通の知人であれば他の知り合いにも声をかけて情報を集めてくれることが多いので失敗は少ないと思います。
【水道設備工事店の選び方】水道局に聞く
次にオススメなのが水道局に聞くです。
先程の「情報通の知人に聞く」は実際に修理をしてもらった人からの情報でした。「水道局に聞く」は水道設備工事店を監督する上の立場の人から情報を得る方法です。
水道局はお住まいの市区町村で、それぞれ管理運営されています。「お住まいの市区町村名」と「水道局」をネットで検索すればお住まいの地域を管轄する水道局のホームページをみつけられます。
お住まいの地域の水道局に「水漏れ(排水のつまり)しているから水道設備工事店を紹介してもらえないか。」と頼めば職員の人が「ここに頼めば良いですよ。」と教えてくれることがあります。
この方法は水道局の職員の人によります。人によっては「水道局の指定工事店のリストから自分の好きな所を選んでください。」と責任を取りたくないと思い、自分の意見を言わないこともあります。
腕はイマイチだけど仲の良い業者さんを紹介する人もいるかもしれないですし。
新人さんで、どの業者が良いのかまだ分からない人もいると思います。
指定工事店というのは各自治体の水道局の基準を満たして登録を許可された水道設備工事店のことです。各自治体の水道局のホームページで閲覧できます。
お住まいの地域の指定工事店を知りたい時は、「お住まいの市区町村の名前」と「水道局」「指定工事店」とネットで検索すればお住まいの地域の水道局のホームページから一覧を見る事ができます。
東京都 水道局 HP 引用
指定工事店になるための基準というのが必要な有資格者が勤めているか。必要な設備が整っているか(事務所や機械、道具など)。
有資格者と設備が整っていれば指定工事店の資格を得ることができます、良心的な水道設備工事店かどうかまでは分からないので注意が必要です。
指定工事店の数は多いので指定工事店だから大丈夫と思わないでください。
問題を起こすような水道設備工事店は指定工事店の資格がなくなるので一定の基準は満たしていると言えます。
【水道設備工事店の選び方】水道修理業者(クラシアン等)に依頼する
全国展開の水道修理業者はどうなのか?
依頼する前に特徴と注意点を知っておくと良いです。
地元の良心的な水道設備工事店は安くて技術力がある確率が高いです、しかしこのような水道設備工事店は忙しいことが多く夜間、休日にスピード対応できないことも多いです。
水道局に問い合わせても休日や時間外で連絡できないことがあります。
全国展開の水道修理業者さんは基本的に24時間対応できることが多く、いつでも連絡ができて誰かが常駐している体制をとっている会社が多いので、すぐに修理に来てほしい、修理を頼みたい時間が休日や夜間、少しの修理で済みそう、応急処置だけでもという場合に適しています。
全国展開の水道修理業者比較5選
私のオススメの水道設備工事店選びは近くの情報通の知人が紹介する地元の水道設備工事店ですが、全国展開している水道修理業者はスピード対応という面で優れています。
地元の水道設備工事店に連絡したけれど電話が繋がらない、忙しくてすぐに来れないという時は水道修理専門の会社を検討してみましょう。
全国展開の水道修理業者が何社もあるのですが、そのうちの5社を私の目線でランキングにしたので紹介したいと思います。
🥇 水道一番館 | 🥈 クラシアン | 🥉 イースマイル | 4位 水道修理屋 | 5位 水道救急センター | |
---|---|---|---|---|---|
会社規模 | 良い | とても良い | 良い | 普通 | 普通 |
対応スピード | 良い | 良い | とても良い | とても良い | 良い |
価格 | とても良い | 普通 | 普通 | 悪い | 悪い |
作業員の対応 | とても良い | 良い | 普通 | 悪い | 普通 |
支払い方法 | 悪い | とても良い | とても良い | 良い | とても良い |
対応エリア | 良い | とても良い | 普通 | 良い | 悪い |
営業時間 | 良い | 良い | 良い | 良い | 良い |
保証期間 | とても良い | 悪い | 悪い | 悪い | 悪い |
総合評価点数 | 9 | 8 | 5 | 2 | 1 |
保障も充実 1番オススメ | 業界No. 1の実績 | Web3000円割引 | 相談・出張・ 見積もり0円 | 初めての方は 5500円割引 | |
私が水道修理業者で1番オススメするのは、水道一番館です。会社の規模や価格、作業員の対応等バランスが良いです。保証期間を1〜5年と明記しているので安心して工事をしてもらえます。
水道修理業者ランキングの詳細記事はこちらです。
地元の水道設備工事店と全国展開の水道修理業者の違い
今まで水道修理を頼んだことが無いという方は、どの水道設備工事店に頼めば良いのだろうと悩まれるのではないでしょうか。
地元の◯◯設備と看板の出ている水道設備工事店に頼むのか?カードサイズのマグネットで宣伝広告をのせている水道修理業者か?
違いがよく分からないし、どういう基準で選べば良いのか?
そこで地元の水道設備工事店と全国展開している水道修理業者の違いを、イメージしてもらえるように業種は違いますが【地元密着型のスーパー】と【大手のコンビニチェーン店】の関係に似ているので、たとえて説明したいと思います。
地元の水道設備工事店は【地元密着型のスーパー】と似た特徴があります。
メリットとして地域の人のニーズを把握していて、ベテランの従業員が多く、全体的に安い傾向で、専門的な商品を揃えていて種類も多く、大きな金額の買い物に適しています。
デメリットは、時間が限定されている(年中無休24時間営業ではない)、レジ待ちや売り場が広いので時間がかかる。(お客さんが多かったり、大きな仕事に取りかかっていてすぐにきてもらえない。)
地元密着型のスーパーは商品が豊富で従業員さんもベテランの人がいて価格が安いですが、24時間対応ではないし、買うのに時間がかかります。
大量で専門的な買い物に適しています。
地元の水道設備工事店も同じような特徴を持っていて。
メリット
- 地域で多い修理に強い。
- 地域に昔から根付いていて信頼できる、ベテランの職人さんもいる。
- 修理費用が安い傾向がある。
- 工事費用が大きい工事に適している。
デメリット
- 修理に来れる時間が限定されている。
- 修理専門では無いので、修理にすぐに対応できない。
次によくマグネットに書かれている水道修理業者について説明します。
全国展開の水道修理業者は【大手のコンビニチェーン店】と似た特徴があります。
メリットとして基本的に年中無休24時間営業のところが多い、手軽で買い物を早く済ませることができます。
デメリットは、値段が高い、地域の特性に対応しにくい、商品の種類が少ない、ベテランの従業員さんが少ない傾向。
少数で手軽にすぐに買いたい時に適しています。
全国展開の水道修理業者も同じような特徴があり。
メリット
- 年中無休24時間対応のところが多い。
- 電話対応に専門のオペレーターがいてスピード対応してくれる。
- すぐに修理に来て欲しい時に適している。
デメリット
- ベテランの作業員さんが少ない傾向がある。
- 工事費用が高くなりやすい。
- 工事費用が大きく専門的な工事には不向き。
水道設備工事店に連絡する前に状況確認をしてください。
水道屋として水道修理の依頼を受ける時に困るのが情報が少ない場合です。
「トイレが水漏れしているので修理してください。」と言われて行ってみるとトイレの水道ではなくタンクと便器をつなぐパッキンからの漏れで、パッキンを取りに一度戻る手間と時間がかかることがあります。
もしも、電話での連絡時に「タンクと便器を繋いでいる所からトイレに水を流す時だけ漏れるんですが。」と言っていただけたら事前の準備した材料だけで修理が終わり工事費用も少なくできたというケースがよくあります。
常に水が漏れるのか使った時だけ漏れるか。どの部分からの、どのくらいの量の漏れなのか。
情報が多いと最初の準備がしっかりできて準備不足の時間と手間がなくなるのでその分工事代金も安くすることができます。
水道設備工事店を頼む前に読むと良い記事があります。
水道設備工事店に連絡がつかない時、作業員さんがすぐに来れない時。
地元の水道設備工事店に連絡したけれど電話が通じない、別な工事や用事で修理に行けるのが遅い時間になるという場合があります。
待っても大丈夫な状況ならば、良いと思った水道設備工事店が来てくれるのを待った方が良いです。
水道設備工事店が指定した時間から1時間すぎても来てくれない連絡もない場合は、何時になるか確認しましょう。忙しくて修理の連絡があったことを忘れている場合があるからです。
水道が使えなくて困っていてすぐに来て欲しいという場合は、良いと思った水道設備工事店ではなく別な会社を検討するのを考えてください。
別な水道設備工事店に頼んだときは、前に連絡した業者さんにお断りの連絡を入れましょう。(忙しい時は他の業者さんに頼んだと言われてホッとすることがありますので断ったから嫌な気分にさせたのではないかと思う必要はないです。)
水道修理を頼む時に気を付けること
同じ水道屋として本当に悲しいですが、高額請求トラブルがあるのは止められないです。
水道修理業社が高額な請求をして問題になっているのをニュース等で報じられています。
水道設備工事店とのトラブルで大事なのは自分の身は自分で守るという考え方です。
ボッタクリ業者の手口を解説した記事もあるので参考にしてボッタクリ被害から守ってください。
例えば女性一人であると分かると高額請求しようと邪な考えが出てくる人が多くなります。騙そうとしている人が筋肉隆々で強そうな人ならば騙そうと思う気持ちにならなくなります。
一人ではない状況を作ってあげるのが重要です。知人や子供さん親御さんに連絡して修理の間だけ家に来てもらうようにお願いする。
誰かに来てもらえないなら修理に来た作業員さんに聞こえるように子供さんや親御さん知人に連絡して、いつでも連絡できる体制ですと認識させておいてください。
高額請求の仕組みを理解しておくことも大事です。
高額請求につながりやすいのは、こちらから修理を依頼した内容ではなく修理をしている人から「パイプ内が汚れているので高圧洗浄したほうが良いです」や「修理ではなく蛇口自体を取り替えたほうが良いです」とあちらから提案してくるときです。
こういう工事は高額に設定している場合が多く、不安をあおってくることで断らせないようにしようとしています。
言われたことがどうしても心配な場合は地元の信頼できる業者を探して見てもらうことをオススメします。
ボイスレコーダーはお守りになる
工事に来てもらった作業員さんとトラブルになった時に、言った言わないの騒動になることがあります。
そんなときは、スマートフォンで会話を録音して証拠を残しておきましょう。
今のスマートフォンには音声を収録できるボイスレコーダー機能がついているものが多いので、自分のスマートフォンのアプリ(機能)を確認してください。
アプリが無い場合は下記のリンクから、インストール(スマートフォンで使えるように)してください。
作業員さんと会話する時だけでも、ボイスレコーダーで録音しておきましょう。感覚としてはドライブレコーダーで運転を記録することで、事故にあった時に助かるという感じです。
私自身も、家を作る業者の中で気が荒く暴言を言う人もいるので、そんな時にスマートフォンのボイスレコーダー機能をつけてポケットに入れておくと何か嫌なことを言われても記録されているから安心と自分の心に余裕が生まれます。
ボイスレコーダーは相手の言葉を記録しますが自分の言葉も記録されるので気をつけてください。
特に気をつけて欲しい言葉が「いくらかかっても良いから修理してください。」です。
修理業社から「いくらかかっても良いと言われているじゃないですか。」と言われると立場が弱くなります。
「工事はどのくらいの時間がかかって金額はいくらくらいになりそうですか?」と聞き「追加料金が発生する時は知らせてください。」と最初に言っておきましょう。
後述しますがクーリング・オフが使えなくなる可能性があるので気をつけてください。
水道修理のクーリング・オフ
クーリング・オフという制度をご存じですか?
一定期間であれば訪問販売や押し売りされたことで支払った金額を取り戻せるというものです。
水道修理でもクーリング・オフは適用できます。以下クーリング・オフの告知のリンクです。
https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_transaction_cms203_210831_02.pdf
クーリング・オフが適用できるのは自分が頼んでいない仕事の請求で、申込書面か契約書面の早く発行されたときから8日以内です。
自分で「トイレの水漏れを修理してください。」とお願いして適正値段だった場合はクーリング・オフの対象外になるのでクーリング・オフを申請しても無効になる場合があります。
例えば、トイレの水漏れを修理してくださいとお願いして作業員の人が「便器自体古くなっているので取り替えた方が良いです。水道修理で1万円、便器の取り替えで10万円。」と言われた場合。
水道修理代の1万円はクーリング・オフできませんが、便器の取り替え10万円はクーリング・オフの適用範囲です。
作業員さんとのやりとりは言った言わないの議論になることが多いので、万が一の為にボイスレコーダーで会話を録音しておきましょう。
自分から頼んだか頼んでいないかが決め手になるので、自分の発言には気をつけましょう。
追加工事には基本応じない
「水漏れしているから修理してください。」とお願いすると「排水管が詰まりそうになっているから高圧洗浄しないといけない。」「便器自体が古いから取り替えた方が良い。」と追加の工事をするように言われることがあります。
こういった追加工事はすぐに受けずに「考えさせてください。」「やりません。」とはっきりとした言葉で断ってください。
それでも「いつ詰まるかわかりませんよ。」「今なら30%オフで工事します。」と考える暇を与えようとさせないときは特に工事させないようにしましょう。
儲けようとして追加工事をさせようとしてくる人は考える暇を与えずに工事をさせようとしてくるので、あまりにしつこい場合は「警察に通報しますよ。」と強気で対応してください。
クーリング・オフも適用できますが書面で通知したりする手間がかかるため最初で断っておくのが大事です。
修理しないといけないと、言われたことが気になる場合は水道局で聞いてみるか、別な水道設備工事店に見てもらってください。
国民生活センターの注意喚起もあるので参考にしてください。
水回り修理「950 円~」のはずが…数十万円の高額請求に!(国民生活センター報道発表資料)
水道修理後のアフターフォロー
水道修理をしてもらって水漏れがなおった後にも注意することがあります。
修理した後を見てみよう。
作業員さんが帰った後に水漏れしていた場所を見てみましょう。雑な仕事ではないか?まだ水漏れしていないか?等を見ておくと良いです。
修理したのに水漏れしていないかは大事です。たまにですが1時間に一滴垂れるような水漏れが発生することがあり作業員さんも気付けないことがあるので発見したときは修理した会社に連絡しましょう。
湿気の多い夏場には結露といって水道管が冷えて空気中の湿気が管について水が発生することがあるので、結露の場合は問題ありません。(水漏れは水道管のネジ部等からだけ水が一筋でますが、結露の場合は水道管全体が汗をかいたようにびっしりと水がでます。)
水道メーターで水漏れがないか確認してみましょう。
各家庭に一つ設置されている水道メーターで水漏れを確認することができます。(井戸水で下水道でもない場合は水道メーターはありません。)
水道メーターの④の八角形の銀色の部分をパイロットといって少しの水漏れでも銀色の光の部分が変化して水漏れがないかを確認できるので修理が終わったら水漏れがないかパイロット部分を確認してみてください。
岩手中部水道企業団 引用
https://www.iwatetyubu-suido.jp/customer/3989/?viewmode=pc&page_id=3989
銀色の光が変化する時は水が出ています。ポタッポタッという漏れならば分かるようになっています。(1時間に一滴くらいの漏れはわかりません。)
銀色のパイロット部分の光の反射が変わるときは水が出ているので水漏れや蛇口の閉め方が不十分で水が出ていないかを確認してください。
クーリング・オフの活用
前述しましたが自分から頼んでいない工事の(例えばトイレの水漏れを修理してもらうように頼んだのに便器の入れ替えをすすめられて工事した)場合は契約書か申込書を受け取った日から8日以内でしたら契約の解除ができるクーリング・オフが使えます。
後から工事代金が高すぎる本当はやりたくなかったと思ったらクーリング・オフを活用してください。
水道屋にはクレームが多い
水道屋 クレームとネットで検索すると、たくさんのクレームが出てきます。
急な水道トラブルがあったときは不安や怒りで感情的になりやすい状態です。そんな中で対応が悪かったりするとクレームにつながります。
水道屋は、そんなクレームにしっかり対処して対応策を考えていかなければいけません。クレームに対応するために取り組んでいることの記事もあるので興味があればどうぞ読んでみてください。
壊れる前に修繕しよう
水道器具の基本的な耐久期間を各メーカーは10年としている会社が多いです。10年以上使うと故障の確率が高くなります。(ものによっては20年30年ともつものもあります。)
水道器具が古くなってきたな、何だか変だなと感じた時には早めに取り替えをすることをオススメします。壊れてからで良いだろうと思っていると大変なことになってしまいますので。
寒い日には水道(給湯)管破裂を防止する方法
冬の寒い日、気温がマイナスになるときは水道(給湯)管の中に氷ができてしまい体積が膨張することで水道管が破裂してしまうことがあります。
破裂を防止するために一番良い方法は水道とお湯の両方で水を出せる全ての所から、ほんの少し細い糸くらいの量で水を出し続けることで破裂を防ぐことができます。(給湯器のスイッチは切っておいてください)
水道代がもったいないと感じると思いますが、水道やお湯の配管が破裂したら修理代が高くつきます。
気温低下による管の破裂は他のお宅も同時に何件も発生するので、水道屋さんに頼んでもすぐに修理に来てもらえないという状態になって1〜2日水道が出せない状態になってしまいます。
気象予報で気温がマイナスになる時は、ほんの少し水を出して水道(給湯)管破裂を防ぎましょう。
また、蛇口などが凍結した場合熱湯をかけると壊れてしまうおそれがあります。温めるのにオススメなのが「ドライヤー」です。
水道管凍結予防や凍結した場合の対処法をくわしく書いた記事もあります。
減額申請を活用しましょう。
特に外の配管が水漏れしたときは毎月5,000円ほどだった水道代が30,000円になっていたという場合があります。
そんなときは管轄している水道局に減額申請という手続きをすると普段使っている水道料金から引いた額の水道料金を返金してくれます。
地下漏水(地面に埋まっている給水管の水漏れ)で水道料金が水漏れで1万円以上高くなったという方は修理を依頼した水道屋さんに減額申請をしてもらうようにお願いしてみてください。(給湯配管、器具漏水での水漏れは対象外です。)
水道修理をした際の領収書が必要なので領収書は大切に保管しておいてください。
まとめ
水漏れしているときは止水栓を閉めましょう。止水栓はメーターボックスのメーターの手前側にあります。
賃貸の場合は管理会社に持ち家の場合は水道設備工事店に連絡します。
情報通の知人に良い水道設備工事店を教えてもらうか水道局で聞いてみて、すぐに水道設備工事店が来れないときは全国展開している水道修理業者さんに連絡してください。
言い争いになった時の証拠になるので万が一のために、ボイスレコーダーを準備して作業員さんとの会話を録音しておきましょう。
追加工事には基本的に応じないようにして、気になるときは地元の水道設備工事店に聞くか水道局に問い合わせてください。
修理した後を確認してみましょう。ほんの少しの水漏れを見逃していることもあるので、その時は修理してもらった水道設備工事店に連絡してください。
気温がマイナスになる日は水道とお湯が出せるところから少し水を出しっぱなしにして凍結を防ぎましょう。
相手から言ってきた追加工事はクーリング・オフできるのでやっぱりやらなければ良かったと思う時はクーリング・オフの手続きをしましょう。
水道料金が高額だった場合は減額申請を活用しましょう。
水漏れは急に発生します。パニックにならないように落ち着いて対処してください。
今回の記事は以上になります。最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
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