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【知識武装で防ぐ】ボッタクリ業者の手口を解説!6つのやり口を知ると高額請求被害防止に!

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水道修理を頼んだけれど修理費が高いと思う。もしかしたらボッタクリ業者だったのではないか?

ニュースなどでボッタクリ業者の存在を知って水道修理を頼むのが怖い!

このようにボッタクリ業者と呼ばれる、不当な請求をしてくる業者には絶対に水道修理を頼みたくないです。

しかし世の中には、高額な請求をしてくる業者が一定数存在します。

広告などでは良い水道屋に見えても中身はボッタクリ業者ということもあります。では、どのようにして防げば良いのか?

それは知識武装してボッタクリ業者を見破ることです。

このブログ記事ではボッタクリ業者の手口と対処法を書いているので、知識武装してボッタクリ被害から自分を守ってください。

ボッタクリ業者6つの手口

  • 請求金額が高い
  • 不安をあおって追加工事をすすめてくる
  • すぐに蛇口などの交換が必要だと言い、こちらで準備したものは工事しない
  • 訪問費用や見積もり費用など費用を加算してくる
  • 広告でだしている工事費は、すごく安いが工事すると追加費用でボッタクる
  • 工事が終わってからも電話や訪問で営業する

ボッタクリ業者からだまされない方法

  • 相場感を知る
  • 水道業者の選び方(一番は知人の紹介)
  • ボイスレコーダーでの録音
  • クーリングオフを活用する
  • 相談先を知る(消費生活センター188に相談)
目次

ボッタクリ業者の手口を知る

残念なことですが世の中にはボッタクリ業者と呼ばれる相場よりも高い値段で水道工事をする水道業者がいます。

ボッタクリ業者にだまされないためには、実際の手口を知っておく必要があります。

ボッタクリ業者の6つの手口

実際にボッタクリ業者というのが、どんなことをしてくるのか知ることでボッタクリ業者の手口だと気づくことができます。

  • 請求金額が高い
  • 不安をあおって追加工事をすすめてくる
  • すぐに蛇口などの交換が必要だと言い、こちらで準備したものは工事しない
  • 訪問費用や見積もり費用など費用を加算してくる
  • 広告でだしている工事費は、すごく安いが工事すると追加費用でボッタクる
  • 工事が終わってからも電話や訪問で営業する

この6項目がボッタクリ業者に多い手口です。

請求金額が高い

水道工事が終わって請求金額をみると「そんなに高いの」と思うことがあります。水道工事に使う工具や継ぎ手などで高額のものがあり本当に工事費が高くなることがあるのですが。

ボッタクリ業者は安い工事費を不当に高く請求するという手口を使います。

これは水道工事をしてもらうことが普通は少ないので相場が分からず言い値で請求しても大丈夫だからです。

特に水道修理は実費といって実際にやってみないと請求金額がわからないので、工事が終わってから請求金額をみて驚くことが多いです。

不安をあおって追加工事をすすめてくる

ボッタクリ業者はお客様の不安を利用しようとします。

急な水漏れや排水のつまりがおきると「他の部分も大丈夫?」と思います。

そして修理に来た作業員が「配管内を高圧洗浄したほうが良い」とか「特殊な薬品で配管内を洗浄したほうが良い」と本当は必要のない工事や市販の薬剤を入れるだけで高額な請求をしてきます。

すぐに蛇口などの交換が必要だと言い、こちらで準備したものは工事しない

蛇口からポタポタと水が出続けることがよくあります。パッキン一つで修理できることが多いのですが、ボッタクリ業者はすぐに蛇口の交換をすすめてきます。

これは蛇口の値段を高く言って仕入れとの差額で儲けようとしているからです。

ボッタクリ業者はこの差額が法外なことが問題で5千円の蛇口を2万円と言って売りつけたりします。

ボッタクリ業者はお客様が相場を知らないことにつけこんでくるので、実際に蛇口はいくらするのか知ることが大事になります。

今はスマホで検索すると蛇口やトイレなどの値段がすぐ分かるので、ボッタクリ業者との差額を把握して高額な場合は工事を断ってください。

訪問費用や見積もり費用など費用を加算してくる

広告で修理費8000円とだしている工事費、その下に小さく【訪問費、見積もり費別途】と記載されている会社があります。

もしくは記載されていないのに、電話で依頼して訪問しただけで8000円、見積もりを作って8000円と言われ工事費が高額だと思っても「何もしなくて帰ってもらったら、その費用を払わないといけないの?」

こう思うと断れなくなってしまい、特に水道トラブルを早く直してもらいたい人にとって「別な会社に頼み直すと時間も費用もかかる」という心理で泣く泣く費用を払うケースが多いです。

広告でだしている工事費は、すごく安いが工事すると追加費用でボッタクる

工事費1000円と広告で出している会社があります。この値段設定は実際に工事するとありえません。

工事の時間は10分ほどで終わっても移動の時間や燃料代などで経費がかかっています、移動する時間がほとんどなかったという特殊なケースをのぞいて3000円より安くなることはありえません。

特に広告で載せる情報であれば慎重に値段を決めなければいけないのですが、このような広告を出す会社は追加費用で高額な請求をしようと思っているボッタクリ業者が多いです。

工事が終わってからも電話や訪問で営業する

しつこいボッタクリ業者もいます、工事が終わってから電話や実際に家に訪問してきて水道設備の取り替えをすすめてくることもあります。

最初の工事費が安くて人当たりも良く信頼して依頼したら、高額請求されてしまったというケースもあります。

このように、第一印象を良くして後からボッタクろうとする業者も存在するので、基本的に業者からの提案には応じないでください。(特に不安をあおって、しつこい場合は要注意です)

心配ならば別な業者にみてもらい工事をするのが良いでしょう。(しつこい業者にも別な水道屋さんに依頼していると言えば断りやすいです)

ボッタクリ業者の4つの防ぎ方

これまでボッタクリ業者の手口を書きました、ここからは被害を防ぐ4つの方法を解説します。

  • 相場感を知る
  • 水道業者の選び方を知る
  • ボイスレコーダーを使う
  • クーリングオフ制度を活用する(消費生活センター188に相談)

相場感を知ることで防ぐ

ボッタクリ業者の手口の中の「請求金額が高い」と「すぐに蛇口などの交換が必要だと言い、こちらで準備したものは工事しない」は相場感を知ることで工事をしてもらう前に気づくことができます。

実際の水道修理で私が請求するときは3000円が最低料金で時間と人数と難易度(労務費)、修理に使った工具(消耗費)やパイプ継ぎ手(材料費)、移動時間やガソリン代などの(経費)、古いトイレ等を処分する(処分費)で値段を計算します。

水道修理の値段を計算する費用項目

  • 時間と人数と難易度の人件費(労務費)
  • 消耗する工具を使った(消耗費)
  • パイプや継ぎ手を使った(材料費)
  • 移動時間やガソリン代(経費)
  • 休日や夜間の作業(休日出勤費、夜間作業費)
  • 古いトイレ等を処分する(処分費)

時間と人数と難易度の人件費(労務費)

労務費の計算は各会社での違いがあるので振れ幅が大きいのですが、一人一日(午前8時から午後5時まで)2〜3万円ほどが相場です。

水道修理は仕事が不安定なので労務費の計算が高めになっています。(一般的な新築工事ならば一日1万7千円〜2万円程度)

テレビCMやマグネットを配っている会社は電話オペレータや宣伝広告費が大きいので、この値段よりも高いことが多いです。(1,5〜2倍くらい)

消耗する工具を使った(消耗費)

水道屋が使う工具にはコンクリートカッターやドリルホルソーという道具を使うのですが、刃の部品で1〜2万円するものがあり使用すると摩耗して買い替えなければなりません。

その費用を工事代金にいれています。

実際に一回の工事で消耗費を計算するときは3000円〜5000円くらいです。

パイプや継ぎ手を使った(材料費)

労務費と同じかそれ以上高くなりやすいのが材料費です。水道で使う継ぎ手は一個2000円以上するものも多く値段があがりやすいです。

材料費が高く確認したい場合は材料の名前を聞いてインターネットで検索すると値段が簡単に分かります。

シャワーやトイレなどもインターネットで検索してみてください。大体の値段が簡単に分かりますし私達が水道資材専門店で買っている値段とほぼ同じことが多いです。(インターネットの値段より少し安いくらいです)

移動時間やガソリン代(経費)

修理の依頼が遠い場所であった場合移動にかかる時間とガソリン代も修理費に入れないと、私達水道屋は赤字になってしまいます。

移動時間が片道1時間かかる場所であれば行くだけで5000円〜10000円を経費として請求することがあります。(往復すると2時間使うことになるので労務費も発生します)

近所の水道屋さんに頼んだほうが工事費は安くなります。

休日や夜間の作業(休日出勤費、夜間作業費)

休日や夜間の作業には一時間で2000円ほどの特別費を加えるようにしています。

作業員に負担がかかるので、特別費用としてのお金が必要となるためです。

古いトイレ等を処分する(処分費)

古いトイレや洗面台、流し台等を取り替えると古いものは産業廃棄物として捨てることになります。

捨てるために処理場まで持っていく費用や処分代も工事代金の中に入ります。

上記の6つを合計して計算

労務費(一人一日2〜3万円)、消耗費(3千円〜5千円)、材料費(インターネットで検索)、経費(移動時間が長いと高額)、休日夜間出勤費(1時間で2千円ほど)、処分代(洗面台一台で5千円ほど)を合計すると大体の値段が分かります。

この基準を大幅に超えていなければ適正な値段だと言えます。

もしもこの計算よりも大幅に高額だった場合はすぐに工事をキャンセルしてください。工事が終わってからだと請求を断るのが難しくなります。

工事が終わり支払う前の状態ならば消費生活センター188に相談して対応を決めてください。

私は全国展開の水道修理業者(クラシアン等)はコンビニのような存在だと思っていて、使い勝手が良いのですが上記の計算の1,5倍くらい高いのが相場だと思います。

失敗しないための水道修理業者の選び方

ボッタクリ業者の被害に合わないために一番良いのは、事前に良い水道屋の情報を仕入れておくことです。

良い水道屋の選び方を知っていれば、ボッタクリ業者の被害に合う確率を下げることができます。

一番良いのは近所の知人の紹介

私が一番良いと思う水道屋の選び方は知人に紹介してもらうです。

水道屋の良し悪しは個人の性格や経験によることが大きく、会社が良くても担当する作業員さんの個人的な能力が大事になります。

これはインターネットやテレビ広告では分からないことです。

この情報を一番集めやすいのは、実際に工事に来てもらった人です。遠くの知人の情報では腕が良い水道屋さんでも経費(移動時間)が大きくなるので工事費が高くなってしまいます。

なので一番良い水道屋選びの方法は近所の知人の紹介になります。

二番目に良いのは水道局に聞く

水道は各自治体の水道局が管理しています。

住まいの市区町村に水道局でインターネットで検索すると、お住いの地域を管理している水道局の電話番号が分かるので電話で良い水道屋さんがいないか聞いてみましょう。

親切な水道局員さんであれば住んでいる所の近くの良い水道屋さんを紹介してもらえると思います。

水道局に聞くメリットは管理している立場なので評判の良い水道屋を把握していることです。

デメリットは職員がいる時間にしか聞くことができない(夜間は緊急修理の依頼だけ対応)新人の職員や不親切な場合は聞いても良い回答を得られない。

三番目に良いのは水道局指定工事店から選ぶ

水道局には指定工事店制度といって、一定の基準を満たした業者しか登録できない水道局指定工事店名簿という一覧で見れる名簿があります。

これはお住まいの地域の水道局のホームページから検索してみることができます。

指定工事店は一定の基準を満たしている業者ですが、一定の基準というのが給水装置工事主任技術者という資格と作業場、事務所、必要な工具等で申請できるので指定工事店だから絶対安心ではないのでお気をつけください。

ボイスレコーダーをお守りがわりに

工事代金が高いと思って消費生活センターや修理をしてもらった会社に電話をしても証拠がなければどうしようもないときがあります。

ボイスレコーダーで作業員さんとの会話のやり取りを録音できていたならば十分な証拠になります。

また録音されていると自分の心に余裕が生まれます。作業員さんが高圧的な態度で来ても落ち着けるので水道修理をされるときはボイスレコーダーで録音しておいてください。

スマートフォンには基本的にボイスレコーダーのアプリが入っていることが多いのですが無かった場合は下記のリンクからダウンロードしてください。

iPhone用

ボイスメモ

Android用

PCM録音

クーリング・オフは水道修理でも使える

クーリング・オフという制度をご存じでしょうか?商品が届いてから一定の期間の間ならば商品を返却してお金を返してもらえるという制度です。

この制度は水道修理も対象で契約が成立してから8日以内でお客様本人が頼まなかった工事に関しては契約の解除や返金を受けることができます。

法律の話しは難しいのでポイントだけおさえると。

  • お客様本人から依頼した場合は適用されない。
  • 申込書面や契約書面を交わした日から8日以内。
  • クーリング・オフはハガキか電磁的記録(WEBの中)で行う。
  • まずは消費生活センターに相談。フリーダイヤル188に電話。

消費生活センターホームページ

クーリング・オフはお客様本人から頼んだ工事に対しては適用されません。

例えばお客様が「トイレの水漏れを修理してください」と修理の依頼をして適正な値段だった場合はクーリング・オフは使えません。

「排水のパイプに汚れがついてつまりそうです」と言ってきた場合には排水のつまりの工事に対してクーリング・オフを使うことができます。

困ったときは消費生活センター(188)に相談

水道修理で法外な値段で請求されたり必要ではない工事をすすめられて、嫌な思いをしたとしても何もしないでそのままにする人が多いのですが。

泣き寝入りせずに、とりあえず188にダイヤルして消費生活センターに相談してみましょう。

国民生活センター188

https://www.kokusen.go.jp/map/

同じような被害にあっている人がいるという情報や、消費生活センターから問題提起されて同じ被害が発生しないための情報になるかもしれません。

まとめ

ボッタクリ業者の被害に合わないためには知識武装して挑むのが良いです。

ボッタクリ業者の手口を知り、相場感を知ることでボッタクられてないかを判断して、知人や水道局から良い水道屋を紹介してもらうことでボッタクリ業者に依頼しないようにすれば被害をふせぐことができます。

まちがってボッタクリ業者に依頼していしまった場合はボイスレコーダーで録音して、消費生活センターに相談し、クーリングオフ制度を活用しましょう。

ボッタクリ業者は普通の人が水道修理の知識がないことを利用して、弱みにつけこみ法外な値段で請求してきます。

皆様がそのような被害にあわれないように今回の記事を作りました。皆様が正しい知識を得ることでボッタクリ業者がなくなることを心から願っています。

それでは今回の記事は以上です、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

鹿児島で24年間水道屋をしているゴウセツと申します。

普段何気なく使っている水道で困ったことを解決できるブログを運営しています。
どうぞよろしくお願いします。

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